厳島神社・錦帯橋の造形美

宮島、岩国にて

4月22日金曜日、空路にて山口県岩国へと向かう。羽田空港9:05発の飛行機に乗り込んだのは妹夫婦と姪、そして岩国出身の姪の婚約者、私の5人である。彼の実家へ挨拶に伺うのが目的であるが、なかなか行くことのできない地方であり、せっかくだからと妹が2泊3日の旅程を組んでくれた。

1日目は空港からバスと電車、フェリーを乗り継ぎ、宮島を訪ねる。海風に吹かれながら大いに旅情を楽しんだ。

宮島の商店街は修学旅行の学生たちで賑わっていた。ちょうど昼どきとなり、広島の味を求めて昭和風の店構えのお好み焼き店に入った。
まずはご当地の宮島ビールで乾杯、続いて本場の牡蠣、海鮮、牛肉、定番のお好み焼き4枚を注文し、5人でシェアをする。宮島ビールは爽やかな味がした。


食後、厳島神社を参拝する。海中に建つ鳥居は修復中であったが神社の造形美に心うたれた。御朱印帳を携えてきた妹は良い記念となると話した。

穏やかに寄せては返す波、水の美しさは忘れられない。

山側に登ると紅葉の名所もあり、散策には事欠かない土地であった。新緑の美しい季節であるが連休前で人出は少なかった。


その夜は、宮島のホテルに宿泊した。夕食は豪華で、鯛・ハマチ・サーモン・西貝の造り、生牡蠣、烏賊の酢味噌和えなど瀬戸内海の産物が並んだ。

夕の献立


朝の献立


翌23日は岩国に戻り、錦帯橋を渡る。見事な橋の木組みや石組み、川底の石畳に感動する。

山城の岩国城を見学。天守から錦帯橋を眺める。

この日の夜はビジネスホテルに宿泊し、夕食は妹夫婦と居酒屋で、獺祭を筆頭にご当地の日本酒の飲み比べをしたものだ。

24日は岩国から1時間ほど車を走らせ、大島へと渡る。あいにくの天気で青い青い海が見られなかったのは残念である。

15時過ぎ、空路にて帰京。

コロナ禍で式や披露宴は先延ばしとなるが、近々彼らは入籍の予定である。祖父母を尊敬しているという姪の婚約者は、この先の人生を関東で過ごすことになるだろう。3日間の旅で、私たちはますます彼を好きになった。

ご家族は見るからに優しい人たちで、彼の両親、そして祖父母の寂しさを思うとせつなさが込み上げてきた。