地方に赴くため、6時過ぎに家を出る。
早朝であっても、新宿では多くの客が乗降する。優先席が空くが、30代であろう男性が当然ごとく座り、新聞を広げた。
この時間も、高齢者がいないわけではない。瞬時に声が出、優先席であることを男性に告げる。近くにいた老人がほっとしたように席に着いたが、何故か、当方非常に後味が悪い。
無用のせっかいであったのだろうか。こういう心持になるのは、必要以上に他者と関わりを持たないとする現代日本故であり、私もその社会に生きているということであろう。
20時過ぎ帰京、気のおけない友人と杯を交わす。