2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

梅雨入り近し

拙宅にて 我が家の梅の木は2年に1度、大量の実をつける。昨年、豊作であったので、今年は小さな実のまま落ちてしまった。一本の木にも法則があり、不思議なものである。一方、ドクダミの花は今年も満開を迎えた。こちらも法則通り、適した場所に勢力図を拡…

初炭手前

拙宅にて 初炭手前の稽古をする。仕事を終え20時頃に稽古に駆け込む私は、炭手前の稽古に間に合うことは稀であった。そうであっても、師が繰り返した「炭おくはたとひ習ひに背くとも湯のよくたぎる炭は炭なり」という利休百首は耳に残っている。胴炭をうまく…

続き薄茶

拙宅にて 今朝も続き薄茶の稽古をする。紅葉の頃、師や社中の友を東京から2時間ほどの実家に招き、茶名披露をしたことが懐かしく思い出される。 この折は、同時に茶名をいただいた道具好きの先輩とともに二人亭主となった。彼は初炭と濃茶を、私が懐石と薄茶…

野山の恵み届く(参)

拙宅にて 早朝に起きて、続き薄茶の稽古に勤しむ。茶事にうつつを抜かしていた頃の私は、点前そのものにはさほど興味がなく稽古も怠りがちであった。社中の仲間から「先生はあなたに目をかけていらした」と聞くと、今さらながら悔やまれる。厳しくも、茶事の…

野山の恵み届く(弐)

拙宅にて 昼:献立 肴・こしあぶらの天婦羅 ・筍の山椒煮 ・めんたいこ 椀・蕎麦夕:献立 肴・法蓮草の煮びたし ・ポテトサラダ 飯・筍ごはん 汁・豆腐と葱の味噌汁本日も筍とこしあぶらが主役。 外出自粛により、食材は保存のきく根菜類、米、乾麺などがど…

野山の恵み届く

拙宅にて 昨日朝、宅急便を受け取った。箱をあけると、40㎝ほどもある筍3本と、こしあぶらや山椒の葉など野山の恵みがいっぱいに詰まっていた。妹からであった。妹の嫁ぎ先の屋敷の裏手には大きな竹林があり、昨日午後、義弟が掘りあげてくれたのだという。…