2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

晩春

拙宅にて 今春の最後を飾る椿は、八重咲の大輪。落花のごと 寂寞たりし 春を見送る

盆略点前

拙宅にて テレワークは時間の割り振りが自由である一方、共通認識が甘かったり、仕事の進捗にズレがあったりと、大なり小なりストレスが発生する。そんな時は無心で茶の稽古をする。これが私の一番のストレス解消法であるようだ。毎週、稽古に通っていた頃は…

淡如雲

拙宅にて おうい雲よ ゆうゆうと 馬鹿にのんきそうじゃないか どこまでゆくんだ ずっと磐城平の方までゆくんか (山村暮鳥「雲」より) 時折、父は雲の行方を追いながら「おうい雲よ」とつぶやく。 父の「雲」好きは、暮鳥の詩への感銘によるものと聞いてい…

連れ、料理に腕をふるう(弐)

拙宅にて 一昨日、連れは初めて油淋鶏を作ろうと試行錯誤。なかなか事は進まず、途中から私が手を出していい具合に仕上がった。連れもこれはうまい、と太鼓判。 連れの春雨サラダもなかなかで、私もこれはこれは、と太鼓判。自信を得た連れ、今日はもっと美…

日光椿

拙宅にて 「今年は暖冬のせいか、例年より花が美しいようです」と母は手紙を添えて、庭の椿を送ってくれた。3月から4月初旬にかけては京錦、やぶ椿、侘助、一休、月の輪、そしてこの日光椿。椿には優美な名前がつけられてのおり、それも魅力のひとつであろう…

連れ、料理に腕をふるう

拙宅にて 緊急事態宣言を受け、テレワークの日々。一方、連れの仕事は通常通り、感染防止につとめながら相変わらず忙しいようだ。しかし、当方が家にいるのをいいことに、日中、食材購入要望のメールが入る。仕事を早めに切り上げ夕刻から台所に立ち、ぶつぶ…

サンルーム

拙宅にて この2、3日 、晴れの日が続いている。これを逃さじと、冬物のセーターからインド綿の敷物に至るまで、いそいそと洗い物に勤しんだ。青空のもとに、洗濯物を広げるのは大変心地好い。サンルームの白いカーテンの洗濯も終わり、より清々しい空間とな…

愛すべき庭

拙宅にて この家に移り住んで、はや数年が経った。不要不急の外出が制限されている昨今、庭の緑や隣接する公園の緑に癒される日々である。2月下旬に遅咲きの梅が咲き、4月に入れば柔らかい紅葉の若葉が萌え始める。6月には梅の実が鈴なりとなり、梅仕事を楽…