2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

12月を前に

明日から12月、今年も残すところひと月となった。我が家の小さなツリーの飾りつけをする。昨日、秋田牛のステーキ肉を店で勧められ、購入した。自宅でステーキを焼くことは年に一度あるだろうか。シンプルな料理であるからこそ、焼き加減が重要だ。ミディア…

魯山人黄瀬戸角向付

牡蠣の美味い季節である。本日はかき尽くしの宴と相成った。牡蠣鍋に、まずはエビスの瓶ビール。ぷっくりとした熱々の牡蠣に、キリッと冷たいビールが美味い。北大路魯山人の黄瀬戸角向付。海鼠釉がでろりとかかり見どころの多い器である。茶懐石向うに、肴…

古袱紗の記憶

小さな裂地を愛でるのも、なかなか楽しいものである。織や柄、手触りなど、それぞれに良さがある。先日、某大学の茶道部から、お運びに使う古袱紗を複数枚借用したいとの申し入れを受けた。地味好みの当方の手元にあるものでは、女子学生にはつまらないだろ…

藤田嗣治 作品をひらく

藤田嗣治の歿後40年を迎え、各地で藤田関連の展覧会が開催されている昨今、林洋子氏著 『藤田嗣治 作品をひらく 旅・手仕事・日本』(名古屋大学出版会)のサントリー学芸賞受賞が報じられた(11/14)。藤田嗣治、この時代に翻弄された画家は、82年の生涯に膨…