もはやゴルフ狂と化し、昨日は同じ穴のナントカと一緒に伊豆のコースを廻ったという連れ。
満足したかと思いきや、本日は湯河原に河岸を変え、単独行で汗を流している…ご苦労なことだ。
当方と言えば、昨年末よりコースに足を向けていない。どうやらゴルフとは相性が良くないようである。
しかし本日は晴天、遠足気分で湯河原まで連れを迎えに来た次第。
クラブハウスのエントランスで連れのもどりを待ちながら、海を眺める。
沖は霞み、雲が悠々と流れて行く。
湯河原カンツリー倶楽部は山の上にあり、眺望には恵まれている。
コースに出れば一層素晴らしい光景が開けるんだろうな…などとボンヤリ考えていると、背後から野太い声がかかった。
「何をボーッとしてるんだよっ!」振り向けば日焼けで鼻を赤くした連れの姿。
ボーッと だって?何というご挨拶! 迎えに来てあげたのに…ンニャロ!
でもボンヤリとしてたのは事実だけどね。
「お疲れさま! で、調子はどう?」と切り返すが「んーまあねえ…」と煮え切らない応えだ。
あらあら、どうしたんだろう? さては散々の結果だったかな。
でも連れは性懲りも無く、来週もコースに出るそうな。
この根性には恐れ入るが、舌の根ならぬ、昨日の大タタキの反省の弁も乾かぬうちに、早くも持論を展開し、いつもの連れに戻っている。
手のひらに大きな血豆をつくり、やれ肩が痛いだの、左手がシビレてクラブが握れないだの、もはや満身創痍、夢中になるにもほどがある。呆れてものも言えない。
とはいうものの、ここに至っては温かく見守り、そしてけなげな前向き姿勢に敬意を表するとしよう。
はてさていつまで続く修行時代!