有吉佐和子「地唄」

地唄 (1967年) (新潮文庫)

地唄 (1967年) (新潮文庫)


伝統芸能を背景に様々な人間模様を描く4つの短編集。

いずれも昭和30年代の作品であり、伝統芸に身を投じた主人公たちの毎日にも、戦後変革を遂げた日本の風潮が感じられる。

短編ながら、時代を映すストーリーテラーとしての有吉佐和子の魅力を堪能できる一冊。