「光の賛歌 印象派展 パリ、セーヌ、ノルマンディの水辺をたどる旅」

東京富士美術館を訪れるのは、はじめてである。

八王子駅からはバスで10分余りとのことだが「印象派展」の最終日のためであろうか、乗り場には長い長い列が出来ていた。待つことが苦手な連れは、すぐさまタクシーを拾った。

郊外をしばし走ると、丘の上に大きな建物が現れる。創価大学と向き合い、富士美術館はある。

常設展示では、ルネサンスから近代までの著名な画家たちの作品が並び、総数30,000点に及ぶと聞くコレクションは、今ここにある作品から察するに、名画揃いであるのだろう。

さて「光の賛歌 印象派展」は、世界8カ国40館の名作を公開する大規模な展覧会。ピサロシスレー、モネ、ルノワール・・・とビックネームが壁を飾る。

同じような風景画が並ぶ中、惹かれたのはモネの「荒天のエトルタ」(左に掲載、ヴィクトリア国立美術館蔵、メルボルン)、そして2点のセザンヌ

人の好みはさまざまだが、私は何よりセザンヌだなあ!

ちなみに東洋古美術コレクターの連れの好みは、絵画であればポスト印象派セザンヌ以降、存外、アブストラクトに惹かれるらしい。

東京富士美術館 http://www.fujibi.or.jp/our-collection/tour-of-our-collection.html