ドクトル・ジバゴ

今年、最初に見た映画は深夜に放送された『ドクトル・ジバゴ』(1月1日0:00〜3:55 BS朝日)であった。監督デヴィッド・リーン、1965年のアカデミー賞受賞作である。

美しいテーマ音楽が全編を支配するこの映画を、私はよく知っている気がした。しかし、かつて観たことがあったのか、すぐさま思い出すことは出来なかった。

ロシア革命下、大きく揺れ動く人々の生活。美しいロシアの大地を背景に、医者であり詩人のユーリー・ジバゴの愛と半生を描く壮大なストーリー。

不思議な感動に包まれてエンドロールに流れるキャストを見、「ああ、そうだった!」と得心がいった。主役のユーリー・ジバゴはオマー・シャリフ、運命の恋人ラーラはジュリー・クリスティ、そして可憐な妻トーニャはジェラルディン・チャップリン・・・読むとも無く、俳優陣の名前が口をついて出た。

突如、少女時代の記憶が蘇ってくる。

70年代後半であったろうか、まだ年若くロマンティストであった母が映画音楽の名盤集を購入した。ジャケットの裏側(あるいは冊子が付されていたのかもしれない)には簡略なストーリーと監督、キャストが書かれてあった。音楽を聴きながら解説を貪るように読みふけった日々、様々な作品を知ることとなった。『ドクトル・ジバゴ』との出会いもまたここにあった。


さて、次にリンクする撮影秘話はなかなか面白い。ご興味あれば是非!
ドクトル・ジバゴ』撮影秘話 https://www.youtube.com/watch?v=SHCbbZm9U0o


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