ジョルジュ・デ・キリコ 変遷と回帰 2014.10/25-12/26

パナソニック汐留ミュージアムは小規模会場ながら、大画家の招来展を開催する美術館である。今回は形而上絵画の巨匠デ・キリコ展。
何度かテレビでも紹介されたこともあり、終了日も迫るとあれば入場制限を行うほどの人気ぶりである。

連れが言うには「すごいと思うけど、感動はしなかったなあ!」

日本人に好まれ、見慣れすぎた感もあるキリコの絵画。初めて見たのならもっと違った感想であっただろう。

今やノーブルな色彩に癒しさえ覚えてしまうが、発表当時は、チラシを飾るコピー「ピカソが畏れた。ダリが憧れた。」に相当する驚きがあったに違いない。


以下、展覧会の案内文から
シュルレアリストに賞賛されながら、突如スタイルを変え、その後再び自身の原点へ。生気あふれるデ・キリコの制作の足どりを、未亡人の旧蔵品を中心に約100点の作品でたどる。


デ・キリコ (現代美術の巨匠)

デ・キリコ (現代美術の巨匠)