弥生1日、実家から小さな包み(ゆうパック)が送られてきた。
先日、電話で、東京ではマスクもアルコール消毒液も店になく買うことができないと話したのを、母は案じてくれたのであろう。
箱を開けると、それらウイルス対策用品の上にふわりと花が置かれていた。マンサクに房桜、藪椿に京錦、白侘助など、早春の花である。
すぐに水切りをして、ドイツのビアジョッキに入れてみた。口が広くて座りがわるいが、何とか形になったろうか。
こちらは 房桜と藪椿、そして筧本生氏の油彩画である。カンヴァスのなかでは、ノルマンディーのゴルフ場を背景に一人の男がゆったりと時を過ごしている。
思いがけず日・仏・独の共演となった。