「なぜ略奪ないの? 」=被災地の秩序、驚きと称賛―米

近親者を失った悲しみや避難場所での苦労を抱えながら、互いに助け合う被災者の姿が世界の人々に感動を与えている。日本経済・政治の信用が落ちつつある近年、日本を救ってくれるのは、被災地にみる人々の品格であるのかもしれない。まだまだ捨てたものではない、頑張れ!日本!


時事通信 3月16日(水)16時9分配信》
東日本大震災の被害や福島第1原発事故が連日、トップニュースで伝えられている米国で、被災者の忍耐強さと秩序立った様子に驚きと称賛の声が上がっている。「なぜ日本では略奪が起きないのか」―。米メディアは相次いで、議論のテーマに取り上げている。
CNNテレビは、2005年に米国で起きたハリケーンカトリーナ災害や10年のハイチ大地震を例に「災害に付き物の略奪と無法状態が日本で見られないのはなぜか」として意見を募集。視聴者からは「敬意と品格に基づく文化だから」「愛国的な誇り」との分析や、「自立のチャンスを最大限に活用する人々で、進んで助けたくなる」とのエールも寄せられた。