秋の予感 キノコ料理2種

先週までの猛暑は去り、朝晩は大分しのぎやすくなった。

一昨日の夕刻、東京大丸の地下食料品売り場で、4種類のキノコのパックを発見、ナメコ、白舞茸、エリンギ、ヤマブシタケ…天然物ではないが、しっかりと森の香りがして秋の到来を予感させる。

エリンギ以外のキノコは小房に分け、甘辛く煮付けた。鍋にいっぱいのキノコも火が入ると、3分の1以下の量になる。

これを半分に分け、ひとつは出汁を注ぎ、素麺のツユを作る。葱を2センチほどの長さに切り、少量のオイルで焼き付け、このツユに投入。鴨汁風に仕上げた。付け合せは胡瓜とラッキョウの和え物と胡椒の効いたパストラミ。

翌日、もう半分のキノコに鳥肉と油揚を加えて再度煮込み、炊き込み御飯の具材にした。炊きあがるにつれ、キノコの良い香りが台所に広がっていく。

炊き立てに、みじんに切った三つ葉を混ぜる。色合いも美しい。味噌汁はみずみずしい茄子、吸い口は葱だ。菜はシラスおろしに、オクラと梅干しの和え物。

夏から秋への橋渡しの献立となった。