梅とバルテュス

気掛かりな仕事から解放され、2ヶ月ぶりに晴れ晴れとした心持で迎えた土曜日。

早朝4時半に脚立を抱えて庭に出た。さて、黄色く色づいた梅の実を収穫するとしよう。



まずは肩から袋を袈裟にかけ、脚立に登る。そして手の届く限りの実へと腕を伸ばす…お次は脚立から梅の木に足をかけ、これまた届く限りの実へと腕を伸ばし袋へ収める。そして、もうひとつ高い枝へとよじ登り…

しかし、私の手に届かないより高い枝に実ったものは数知れず、自然落下を待つほかはない。

それでも、そんなこんなを繰り返し大収穫となった梅の実は、甘酸っぱい香りをこれ見よがしに放っている。

収穫時期が遅れたため熟れ過ぎて割れてしまった梅の実たち、こちらはジャムに、まだ青さの残るものたちは冷凍保存し梅ジュースにするとしよう。

さて両者とも綺麗に洗って乾かし、楊枝でヘタを丁寧に取る。

梅ジャムに選り分けた実は大きな鍋で茹で、沸騰直前に笊にあげる。完熟した実はすでに柔らかく、そのまま裏ごしにかけ種を取り除くことにした。

ラニュー糖を加えて煮詰めると、家中が甘い匂いで満たされていく。

ぽったりととろみが出たところで火を止め、熱々のうちに熱湯消毒を施した容器に移して完成である。


で、午後から出掛けた「バルチュス展」、相変わらずエロ可愛い!そしてとても懐かしい!

同行した姪もカワイイ、カワイイと大満足!

さて、バルテュスの少女たち…まだまだ青い、描かれた歳のまま冷凍保存! 梅ジュース用に選り分け…だな!


ユリイカ 2014年4月号 特集=バルテュス 20世紀最後の画家

ユリイカ 2014年4月号 特集=バルテュス 20世紀最後の画家