2009-01-09 七草粥 食 懐石 茶の湯 早いもので正月も7日である。無病息災を願い、朝食に七草粥を作る。近年は、スーパーでも七草のすべてを手に入れることが出来る。七草はよく洗い、2センチほどの長さに揃えきざむ。すずな(蕪)、すずしろ(大根)はアラレ切りに。米は昆布だしで40分ほどことことと炊き、淡い塩味に仕上げる。炊き上げた粥は、吸い口を柚子に椀によそい、塩昆布を李朝小皿に盛った。ほかに菜はシラス、出汁巻玉子、温豆腐、海苔、梅干。粥は日向の香りがして、うららかな春の到来を感じさせた。近頃、食が細くなったと聞いている茶の湯の恩師の健康を祈り、七草の茶懐石でもてなす茶事を開くのもいい。