湯河原再訪(男語りき)

こうジメジメうっとおーしくては、やはり温泉で汗を流すが一番。本日(7/10)は例の偶数日ってことで、極上のお湯に浸るべく、いそいそと湯河原に向かったものだ。

さて、だだっぴろい休憩室の窓際の席にて、連れとは一時間後に待ち合わせということに。

粒子が細かく肌をツルツルさせる湯に骨の髄までたっぷりと浸かり、外の絶景を見渡せば格別なものがある。露天風呂に出て5分ほど瞑想をしたところで、次はひとつ裸おかまいなしで居合でもやるべし!と身体は自然にベランダへ。

湯から上がれば、冷えたビールが待っているというものだ。すでに休憩室には、上気した連れの顔。ビールはやがて冷酒へと変わり、ザックから二つの酒盃を取り出す、至福のひとときだ。で連れに言ったものだ。

「それにしても前回の湯殿とは雲泥の差があるね。なんだろう、あの先週入った洞窟みたいな風呂は、まるで明治時代の炭鉱の採掘現場だね、圧迫感があって、暗くて一種怖いものがあったよ!」