《女心と秋の空》に翻弄される!?

izaatsuyoshi2011-09-04


このところ、蒐集癖のある連れは、ゴルフ熱に浮かされ、ウッドにアイアン、パターと何かに憑かれたように購入をはじめた。狙うは中古の名品である。「これは伝説の名品なんだ、なかなかないものさ!」

とにもかくにも、本日も先週に引き続きショートコースに繰り出すことになった。曇り空を見上げる私に、「天気が心配だって? なあに、大丈夫だよ!」と、一昨日手に入れたばかりの「伝説のマッスルバックアイアン」とやらを片手に、連れは呵呵と笑いとばしたものである。

曇天の空の下、まずは練習場にて40球ずつ打って肩慣らしをし、次いで傘を携えてコースに出る。この天気で、グリーン上に人はまばらであった。

連れは大分上達したようだ。先週はロングパッドをしずめ、意気盛んであったが、本日もなかなか調子が良い。来週は仕事仲間のゴルフマニアと18ホールを回ることになっているから、クラブを握る姿も真剣そのものだ。

私はといえば、いまだ連れのお供の域を出ず、フェアウェイウッド(5番)でも100ヤードと飛ばせない。そんな私に連れは業を煮やし、「もっと考えてクラブを選べ!」だの、「忠告を聞かないバカなやつだ!」だのと、キツーイアドバイスを矢継ぎ早に言い放った。最初はコースに出た嬉しさにヘラヘラしていた私も、これには大分頬をふくらませることになった。

雲の合間から陽がさしたかと思えば、小雨がぱらつく今日の天気のごとく、私の機嫌は上がったり下がったり。《女心と秋の空》とはよく言ったものだ。世の殿方がそれをいぶかしく思うのも仕方がないと納得し、練習に余念のない連れをよそに、今度は一人、笑いをもらした。連れは呆れて、「もう、何にも言わないよ!」と首を振った。

ショートコースを終えて、ランチにビール。そのあとは再度、練習場で120球も打ったろうか。体力自慢の連れもさすがに疲れをみせている。

来週の、連れの健闘を祈ることにしよう。果たして100をきることができるのだろうか? 

ゴルフの神様、どうぞ連れの願いをかなえてください。ティーショットがうまくいきますように、先週のようなロングパッドをもう一度、よろしくお願いします!