拙宅にて
天然の鯛が手に入り、久しぶりに志野と絵唐津の向こうを持ち出す。
「古志野向附」は荒川豊蔵の箱書があり、蓋裏には「美濃古窯大萱にて 桃山時代にやかれし物なり」とある。
時代燗鍋に並ぶは立原潮氏の盃。立原氏は作陶や書を手掛けられておられた。2011年、銀座の店を閉められたが、本日、〆としたイクラご飯は「立原」でよくいただいた一品である。連れと二人、再び店を立ち上げないものかと話しつつ、懐かしく盃を手に取った。
何年か振りに鴨丸を作る。蒸し時間が長すぎたのか、ふっくらと上がらなかった。
献立
「立原」閉店 ー『冬のかたみに』立原正秋
https://izaatsuyoshi.hatenablog.com/entry/20110227/1298900078