2022-02-24 道行コート 和服 拙宅にて二十歳を迎える頃、大きな地紋の入った朱色の道行を仕立ててもらった。真新しいコートに袖を通した嬉しさは記憶に残っている。次の道行は大叔母の羽織を仕立て直したもの。先月の鎌倉行きにも身に着けたが、様々な色味が入り大方の着物に合わせやすく重宝している。その折の着物に別の帯を合わせてみた。大叔母譲りのこの松葉の袋帯を若い時分には結ぶことはなかったが、今の私にはしっくりとくる。年齢を重ね帯の取り合わせにも幅が出て、楽しみが増したようである。