真夏の花見

実家にて

8月に入ると父が丹精した朝顔と夕顔は、次々に知人にもらわれていく。その前に花見をしようと、7月30日早朝5時半、庭にテーブルとイスを並べて茶と菓子をいただいた。

母は茶を飲みながらも鉢が気になり、花の特徴を記した厚紙を鉢に置いて「これはAさんの雰囲気!」「これはTさん宅ね。」と次々に譲渡先を選んでいった。

 

今年はじめて購入した種、レンガ色の大輪。

おなじみの青雲。大輪も清々しい。

こちらも昔ながらの花

大輪はグラデーションも美しさもひと際

種まきから始まる朝顔栽培は、培養土の用意、大きな鉢の移動など高齢の両親には体力と気力の要る作業だ。父は毎年のように「これが最後になるかな・・・」とつぶやきながらも栽培を楽しみ、今年も10鉢の夕顔、25鉢の朝顔を整えた。だからこそ朝顔を手にした知人の笑顔が嬉しいのであろう。

8月1日には3人の友人が朝顔や夕顔を引き取りに来たという。昨夏からは黄色の花も美しいオクラの鉢植えが加わった。

この穏やかな日々が来年も続きますように。