美味い店はどこに?

箱根湯本にて

山男でならした連れも、このところ腰や背中、膝が痛いとこぼすようになった。

温泉を目的に箱根湯本に通うことしばしば。

先週末に持参したランチ弁当は、椎茸煮と塩昆布のご飯、菜はチョリソー、出汁巻玉子、人参のグラッセと季節の野菜。そして茄子の味噌汁と極めて簡単なもの。グラッセは母流、コンソメで煮て水分を飛ばしたあとにバターを入れ照りを付ける。ご飯の具は中元に頂いた和久傳の椎茸煮と塩昆布という手抜料理である。

今週は出汁巻玉子、鶏ササミと玉葱、プチトマトのトリュフソース炒め、じゃがいもと玉葱の味噌汁。残り食材ばかりの簡素なものであるが、連れは「美味い!」と食べてくれる。ありがたい存在と言えようか。

箱根は以前よりさらに若い人が増えたように思う。コロナ感染者数が増え、当方も地方出張前には必ずPCR検査を受けているが、高齢者が旅行を控えるのも道理である。

夕刻、湯本駅近くの蕎麦屋に入りビールとつまみ、蕎麦を一杯頼む。しかし湯疲れもあってか、箸が一向に進まない、早々に退散した。

近頃、旅行先では満足する店にあたらない。思いもかけず、美味い店に出くわした時は嬉しいものだが…さて。