青森産イタヤ貝 絵唐津向付

izaatsuyoshi2009-06-06


青森産イタヤ貝を丸赤にて求める。本日は貝柱を刺身に、ヒモを酢味噌和えにこしらえた。

酢味噌は、白味噌8、赤だし2の割合で、酒、砂糖とともに火にかけ、濃厚に練り上げる。我ながら、良い出来だ。季節はずれではあるが香りのある春菊をヒモと和え、この自慢の味噌をとろりとかけた。

しかし、ひと口目で早や 「こりゃあ、味噌が多すぎる。残念だなあ」 との声。なるほど、味噌の美味しさを味わってもらいたいと欲が出て、多少かけすぎたきらいはあった。具材と調味のバランスは繊細なもの。茶事であったら、適量にとどめておいただろうに、週末恒例、身内の酒宴にて、ついつい甘えが出た。

貝柱は、絵唐津、鼠志野に盛り付けた。どちらも盛り映えのする器である。桃山期の向うは見て良し、使い勝手良しだ。そして、黄瀬戸六角で飲む酒は一段と旨し、夏山の話大いに楽し、である。

献立

  • イタヤ貝ヒモと春菊の酢味噌和え
  • 茄子素揚げ
  • 貝柱の刺身
  • 秋田牛胡椒焼き
  • 香の物
  • 素麺