実家にて
1月30日、齢90を超える妹の恩師を招き、実家にて茶事をすることになった。(しかしコロナ感染者が日毎に増え、またしても先送りになりそうな気配。)
少女時代から茶の教えを受け、今は足腰の弱くなった師を思い、妹は準備に余念がない。
一人用の卓を連客分を含め制作し椅子を用意。そして卓を挟んでも不自然のないよう茶事の流れを考えているようである。16日には、社中を構える先輩諸氏を招いて予行練習を行い、意見を伺うのだと言う。
妹の主人が半東を務め、両親は庭の手入れ、当方は料理方、水屋手伝いと一家総出の様相である。
5日夜、道具出しと料理の打合せのため帰郷するが、6日、昼頃からしんしんと雪。
7日、朝陽が射し込む。父が庭がきれいだと母を呼んだ。
木々や屋根に降り積もった雪がバサバサと音をたてて落ちていく。
茶事当日はどうか、好天に恵まれますように、妹の師への思いが伝わりますように。