実家にて(11月の献立)
庭を紅葉が彩る晩秋の1日、妹が実家に親しい茶友を招いた。
この日のため、両親は庭の手入れを重ね、私は妹とともに昼食の献立を考えた。干柿やチーズを使った3種の先付けを提案すると、妹も日頃得意とする洋風料理を口にした。
それでは、和の器を使った洋風懐石と行こう、そうと決まれば、先付はオードブルに、お椀はスープに、続く料理もそれなりに洋の衣をまといだした。献立を考えるのはなんて楽しいのだろう。
献立
オードブル
干柿と2種のチーズ、松葉銀杏に紅葉麩、富有柿を生ハムで巻いて
お椀
2種の生麩のスープ、白味噌仕立、マスカットとディルを吸口にして
進肴
アボカドと蟹の梅肉ソース
チキンとキノコのチーズグラタン
干葡萄とナッツのミートローフ ブルーベリーソースかけ
ホタテとカリフラワーのフライ
3皿目のあと、パンとオリーブオイルをお出ししたので、〆は要らないものと思っていたが、土産に用意していた栗おこわの話をすると、少しいただきたいという声がかえってきた。急ぎ盛り付ける。
栗おこわ、豚汁、香物(胡瓜のピクルス、白菜のゆず巻)
栗おこわは母の、ミートローフとフライ、豚汁は妹の得意料理。その他諸々、お褒めをいただいた。嬉しいことである。