実家にて
ゴールデンウィークに、姪の大学時代の友人4人が日本の伝統的な暮らしを求めて実家へ来ることになった。
4月29日午後8時を回った頃、姪とともにまずは2人の女性が到着。古い家に興味があるのか、玄関に入るなり声をあげ、照明まで撮影する彼らの姿に、さすが映え重視のZ世代だと感嘆した。(掲載画像はすべて彼女らの撮影によるもの)ちなみに彼女らはZ世代の最年長で、Z世代であるという実感はないそうだ。
さて、1日近隣を観光し、さぞかしお腹もすいているだろうとすぐに夕食のテーブルに誘った。
旬の野菜を味わってもらうため前半は和風、サラダからは洋風料理とし、彼ら持参のワインを楽しんでもらう。皿を運ぶごと歓声があがった。料理をする身にはこの上なく嬉しい。
夕食の献立
- 鴨と筍、蕗の炊合せ
- 独活と若布、茗荷の酢味噌和え
- 刺身盛合せ(鯛、中トロ、赤身、帆立貝柱、甘海老、蛸)
- 豚角煮、妹の得意料理のひとつ、玉子と青梗菜をおともに
- 生ハムとベビーリーフのサラダ、ドレッシングのアクセントはみじん切りのオリーブと松の実
- チーズとオリーブ、三種のパンを添えて
- 鶏とキノコのグラタン
- フルーツ盛合せ(サクランボ、キウイ、パイナップル)デパートの青果店でカットされたもの
夕食時間は2時間半ほど、終始、台所まで賑やかな声が聞こえてきた。その後、部屋を移して二次会が始まる。
一夜明けて予報どおりの雨。だが窓外の緑はしっとりと美しい。彼女らはうぐいすの声で目覚めたと嬉しそうに語る。
朝食の献立
昼前に残るお二方が到着した。この旅のメインイベント、BBQの準備も万端である。
茶事の楽しみは亭主七分に客三分というが、この日も客が喜ぶ姿を思い浮かべながらの準備は樂しい時間であった。