2020-01-01から1年間の記事一覧

連れ、料理に腕をふるう(弐)

拙宅にて 一昨日、連れは初めて油淋鶏を作ろうと試行錯誤。なかなか事は進まず、途中から私が手を出していい具合に仕上がった。連れもこれはうまい、と太鼓判。 連れの春雨サラダもなかなかで、私もこれはこれは、と太鼓判。自信を得た連れ、今日はもっと美…

日光椿

拙宅にて 「今年は暖冬のせいか、例年より花が美しいようです」と母は手紙を添えて、庭の椿を送ってくれた。3月から4月初旬にかけては京錦、やぶ椿、侘助、一休、月の輪、そしてこの日光椿。椿には優美な名前がつけられてのおり、それも魅力のひとつであろう…

連れ、料理に腕をふるう

拙宅にて 緊急事態宣言を受け、テレワークの日々。一方、連れの仕事は通常通り、感染防止につとめながら相変わらず忙しいようだ。しかし、当方が家にいるのをいいことに、日中、食材購入要望のメールが入る。仕事を早めに切り上げ夕刻から台所に立ち、ぶつぶ…

サンルーム

拙宅にて この2、3日 、晴れの日が続いている。これを逃さじと、冬物のセーターからインド綿の敷物に至るまで、いそいそと洗い物に勤しんだ。青空のもとに、洗濯物を広げるのは大変心地好い。サンルームの白いカーテンの洗濯も終わり、より清々しい空間とな…

愛すべき庭

拙宅にて この家に移り住んで、はや数年が経った。不要不急の外出が制限されている昨今、庭の緑や隣接する公園の緑に癒される日々である。2月下旬に遅咲きの梅が咲き、4月に入れば柔らかい紅葉の若葉が萌え始める。6月には梅の実が鈴なりとなり、梅仕事を楽…

花見 狭山稲荷山公園

3月22日、花見弁当を抱え、西武新宿線に乗って稲荷山公園駅で下車。すぐにソメイヨシノの並木が見える。狭山稲荷山公園には桜が300本ほどもあるという。今日は五分咲きだが、広大な園内には桜の木が連なって十分に美しい。満開時は壮麗だろう。コロナウイル…

京錦

京錦は蕾に丸みがあり、茶席でも映える椿である。実家に在るものは一本の木で紅白に咲き分ける。開花すればリビングに招き入れ、花の造りを満喫したい。花芯の造形美にはため息をつくばかりである。

ベニスに死す

深夜、目が覚めてしまった。もう眠れまいとテレビをつけると、とある映画の冒頭の一場面が流れていた。大学時代、趣味を同じくする友人と名画座へ通った。名匠ヴィスコンティの特集をはじめ、私たちを満足させてくれる監督たちの映画を見たものだった。懐か…

早春の椿

弥生1日、実家から小さな包み(ゆうパック)が送られてきた。先日、電話で、東京ではマスクもアルコール消毒液も店になく買うことができないと話したのを、母は案じてくれたのであろう。箱を開けると、それらウイルス対策用品の上にふわりと花が置かれていた…

梅花咲く❗

我が家の梅は遅咲きである。されども今年は暖冬で例年よりはるかに早い。咲き始めから蕾のままで落花しているのは小鳥たちの仕業である。昨日は、ひよどりが細い枝先にとまり蜜を吸い花を散らすのを、飽きず眺めた。

正月飾り

昨日伺った数奇者の正月飾りは、雄々しいものであった。毎年、花材で変わる我が家の飾り付けも、来年の参考のため記録しておくことにしよう。 実家玄関 実家床飾り 東京自宅

山上の茶事(拾)

新春の献立 1月4日、鎌倉の数奇者、居合い仲間を招いての新春恒例の茶事。本年も10人分の料理を抱え7時過ぎに家をでる。献立 1 向う(鯛昆布締め、なまこ、酢蓮) 2 御重(松風焼、サーモンのムース、蕪の酢漬ほか) 3 黒豆 4 炊き合わせ(鶏肉、ゴボウ、人参、…