海老真蒸

銀座 竹葉亭にて3日木曜日の午後、3回目のワクチンを接種。今回はモデルナ製のワクチンとなった。五十肩を発症して以降、体調は万全ではなかったから不快感があっても副反応と認識出来ず、翌日は通常に勤務した。しかし尋常ではないだるさに襲われ1時間ほ…

胡麻味噌大根

拙宅にて行きつけの鰻屋、銀座竹葉亭の一品料理「胡麻味噌大根」。黒光りするほど濃厚な胡麻ダレを連れは大変に気に入った様子だ。我が家でも早速作ってみた。普段はすり胡麻を愛用しているが、今回は黒胡麻のペーストを購入。胡麻ペーストは出汁で伸ばしな…

整体デビューを飾る!

箱根にて 右肩から腕にかけての痛みが続いている。腕を上げる、後ろに回す、そんな動きで激痛が走る。夜間、痛みに起こされることも度々。耐えきれず箱根に向かった。先週末のことである。ロマンスカーが箱根に近づくにつれ、雪が舞い始めた。連れは雪見風呂…

今年もいせ源

神田須田町 いせ源にて 師走恒例、アンコウ鍋の名店「いせ源」に赴く。10年前ほどは花街の匂いを残す大ベテランの仲居が多かったが、コロナ禍のせいもあるのか、今では大方が若手に変わっている。連れは、私に仲居を呼ばせては注文を重ねた。「まず瓶ビール…

茶友を招く Ⅰ

実家にて(11月の献立) 庭を紅葉が彩る晩秋の1日、妹が実家に親しい茶友を招いた。 この日のため、両親は庭の手入れを重ね、私は妹とともに昼食の献立を考えた。干柿やチーズを使った3種の先付けを提案すると、妹も日頃得意とする洋風料理を口にした。 それで…

10月の献立

実家にて 10月9日、妹が3名の同僚を実家に招く。客は大手建設会社で働くキャリアウーマンの面々で、緊急事態宣言が明け、久しぶりに顔をあわせるようであった。うち2名は東京からで、牧歌的な1日を楽しみにしていたという。料理を任された当方だが、茶事の際…

9月の花 Ⅲ

実家にて 早朝から父は栗の実を拾い、秋茗荷を収穫した。明日の十五夜に間に合うよう、3人の学友に送るのだという。ススキの長さに合わせ長い箱を作り、ようやく荷造りを終えたのは正午近くのことであった。父の手紙を添えて、近くのコンビニまで運ぶ。敬老…

Santa Claus Is Coming to My Home

拙宅にて クリスマスイブである。勤務先を通常より早く出て19時過ぎに帰宅、すぐに料理にとりかかった。時間はないが、先日、取り寄せたワインと料理のクリスマスセットが最強の味方となってくれるだろう。まずはトマトとチーズ、レタス、オリーブの簡単なサ…

今年もいせ源

神田須田町 いせ源にて 鮟鱇鍋の名店、いせ源に向かう。外食は久しぶりである。例年、店の前には列が出来る人気の店だが、前日に電話で混み具合を尋ねると「このご時勢ですから、すぐにお入りになれますよ!」と男の声が帰ってきた。さて、玄関に設置されて…

自分にご褒美?

拙宅にて「今夜はステーキを焼こうかな」と連れからメールが入る。はあ、さようで…「楽しみです」と返信した。夕刻、「吟味して、ステーキ用フィレとモモ肉買った。6200円!」とメールが入り、「バカじゃないの?」と返信した。すると「帰るのを待って焼き始…

岩手県産やりいか

拙宅にて このところ週末に急な出張が入り、連れとの約束を果たせずにいる。そこで不義理のおわびにと、何か美味いものを探しに、丸赤に立ち寄った。目に止まったのは岩手県産のやりいか。生とボイルの二つの食感が楽しめそうである。 生はトロリとして甘く…

冬瓜と牛肉のすだち煮

拙宅にて 10月も半ばとなり、秋ならではの食材が食品売場の店頭を飾っている。栗やキノコの王様 松茸や平茸、そして年中見かける椎茸やシメジ、ナメコまで、よりツヤツヤとして見える。その傍らに、肩身も狭そうに冬瓜が並んでいた。今年の夏は暑かった、冷…

菊花の和え物

拙宅にて 野菜売場に食用菊が並ぶ頃となった。食用菊は、秋の食卓を彩る重宝な食材であり、茶懐石では預鉢に最適な和え物となる。本日は、春菊とエノキダケを取り合わせ土佐酢で和えてみた。 春菊は連れの好物であるが香りが強く、出汁の風味を味わいたいな…

月見

拙宅にて 3日間の出張から戻ると、玄関に3本の芒の穂。なんと粋な出迎えであろうか。早速「芒見た?」と連れがニヤリ。立派な鷹の羽芒である。水切りをして籠に入れ、栗の甘煮を白磁の皿に盛り並べてみた。栗名月にはひと月ほど早いが、風流この上なし。今宵…

野山の恵み届く(参)

拙宅にて 早朝に起きて、続き薄茶の稽古に勤しむ。茶事にうつつを抜かしていた頃の私は、点前そのものにはさほど興味がなく稽古も怠りがちであった。社中の仲間から「先生はあなたに目をかけていらした」と聞くと、今さらながら悔やまれる。厳しくも、茶事の…

野山の恵み届く(弐)

拙宅にて 昼:献立 肴・こしあぶらの天婦羅 ・筍の山椒煮 ・めんたいこ 椀・蕎麦夕:献立 肴・法蓮草の煮びたし ・ポテトサラダ 飯・筍ごはん 汁・豆腐と葱の味噌汁本日も筍とこしあぶらが主役。 外出自粛により、食材は保存のきく根菜類、米、乾麺などがど…

野山の恵み届く

拙宅にて 昨日朝、宅急便を受け取った。箱をあけると、40㎝ほどもある筍3本と、こしあぶらや山椒の葉など野山の恵みがいっぱいに詰まっていた。妹からであった。妹の嫁ぎ先の屋敷の裏手には大きな竹林があり、昨日午後、義弟が掘りあげてくれたのだという。…

連れ、料理に腕をふるう(弐)

拙宅にて 一昨日、連れは初めて油淋鶏を作ろうと試行錯誤。なかなか事は進まず、途中から私が手を出していい具合に仕上がった。連れもこれはうまい、と太鼓判。 連れの春雨サラダもなかなかで、私もこれはこれは、と太鼓判。自信を得た連れ、今日はもっと美…

連れ、料理に腕をふるう

拙宅にて 緊急事態宣言を受け、テレワークの日々。一方、連れの仕事は通常通り、感染防止につとめながら相変わらず忙しいようだ。しかし、当方が家にいるのをいいことに、日中、食材購入要望のメールが入る。仕事を早めに切り上げ夕刻から台所に立ち、ぶつぶ…

花見 狭山稲荷山公園

3月22日、花見弁当を抱え、西武新宿線に乗って稲荷山公園駅で下車。すぐにソメイヨシノの並木が見える。狭山稲荷山公園には桜が300本ほどもあるという。今日は五分咲きだが、広大な園内には桜の木が連なって十分に美しい。満開時は壮麗だろう。コロナウイル…

今年もいせ源

鮟鱇鍋の名店、伊勢源で舌鼓。毎年、寒さの中で順番待ちをしたものだが、今回はさほど待たずに座敷にあがる。連れは立て続けに、煮こごり、肝さし、唐揚げと注文し、まずはビール。熱燗、常温と日本酒とに飲みついで、鮟鱇鍋も食べ頃である。

6月の献立

梅雨に入り、連日の雨もよい。庭の梅も収穫の時期となった。 連れは大いに張り切り梯子に登ったが、数分で飽きてしまい、ビールにしようと言う。 さて、本日の献立は連れの大好きなパクチーを効かせた春雨サラダ、鶏肉のレモンスパイス焼きなど。 焼きナス …

5月の献立

野菜を食べる5月も残すところ1週間。駆け足で訪れた夏日に、野菜たっぷりの献立で体力を維持したいもの。献立 鰹のたたき、新玉葱・大葉・茗荷・葱をたっぷりと おろしニンニク、生姜を添えて 餃子 春雨の和え物(パクチー、大根ときゅうりの千切り) 牛ラン…

5月の献立 (春キャベツ)

連休に入ってほどなく、春キャベツをたくさんいただいた。1玉は硬めで、2玉は柔らかった。柔らかなキャベツ一つを妹宅へ届けたが、さて残り2つはどう料理しようか。 まずは定番のキャベツ炒め、具材、味付けを変えれば飽きることはない。応用はスープカレー…

蕎麦屋で一杯!

桜の開花が待たれる今日、夕刻は急に気温が下がった。 行きつけの蕎麦屋に入るなり、連れは熱燗を所望。菜は、浅利と菜の花の辛子合え、そして筍とウニの刺身、この季節恒例のメニューである。 さっきまで薄着に震えていた連れにも笑顔が戻り、春本番は到来…

箱根でゆったり

「ああ、疲れたな、温泉に行きたい!」と当方がつぶやいたのは金曜日の夜。ほどなく箱根行きは決まり、連れはロマンスカーといつもの宿に連絡を入れた。こちらは恒例の弁当作り。ところが冷蔵庫には目ぼしい食材がない。何とかできたのは梅干しを入れて炊き…

初夏の味

母が「筍と蕨、そしてコシアブラをいただいた、こんなに沢山!」と嬉しそうに笑った。筍と蕨はYさんから、コシアブラは登山が趣味のOさんからだと言う。「筍は蕨と油揚で炊こうか、筍御飯もつくろう」「コシアブラは天ぷらにして、やっぱり蕎麦をいただこう…

行楽弁当

10時10分発のロマンスカーの新型車両に乗り込み、一路箱根に向かう。本日は鎌倉彫の重箱に連れの好物の菜を詰め込み、椀型の弁当箱にはけんちん汁の具を仕込んできた。もちろん、このところ愛用している保温ボトルに汁を入れ携えている。献立 かぼちゃの煮物…

行楽弁当:河口湖・箱根

連れと二人、週末に繰り出すのは温泉地までの小旅行。このところは箱根を月いちで訪ね、もう一度はゴルフや所要を兼ねての温泉地巡りというところだ。朝食は弁当を持参して、車窓を楽しみながらいただくのが常。11月は河口湖と箱根に赴き、車中で弁当を開い…

高津川の鮎

「鮎が食べたい! ろばたかに行こうか」と連れ。6月も終わり、はや今年も半年が過ぎる。ろばたは茶懐石も手掛ける銀座の老舗。電話で鮎を所望すれば、市場一番の鮎を仕入れてくれる。この日は島根県高津川の鮎。身は細いがしなやかで、若い女のような鮎であ…